HOME > 学生相談室

学生相談室

学生相談室

 震災を受けられた方々へ

石巻専修大学 学生相談室  
カウンセラー 平井美弥  

 3月11日の大震災では、皆様大変怖い、辛い、悲しい体験をされたことと存じます。
このような大災害は、私たちから大切な家族、友人、家、ペット、普段の生活、仕事など多くのことを奪っていきます。災害そのものの恐ろしさだけではなく、家族が離ればなれの場合、家族の安否の確認がなかなかできないために起きる不安、一緒に生活ができない寂しさ、もどかしさ、怒り、悲しみ、罪悪感などいろいろな気持ちが沸き起こってくることと思います。

災害など、突発的でショックな出来事が起こると、茫然自失、現実感喪失、混乱など自然なストレス反応が起こります。 (反応には個人差、年齢及び緊急の度合いのレベルや時期によっても異なる)

身体的反応
眠れない、頭痛、腹痛、下痢、頻尿、食欲不振、動悸、息切、ため息、声が出ない、アレルギー反応、
過食、疲れやすいなど
情緒的反応
怒り、悲しみ、不安、抑うつ、罪悪感、無力感、情緒不安定、感情鈍磨など
行動的反応
赤ちゃんかえり、対人的にひきこもる、自傷行為、登校しぶり、お漏らしなど、まわりの人と上手くいかない
認知的反応
否認、混乱、幻聴、幻覚など
人間関係の変化・社会や自分への信頼の喪失、自責の念など

 上記のような症状を、自分が感じたとしてもそれは、一般的に正常といわれる反応です。 

 私たちは、人、場所、音、匂い、感情、時刻など出来事が思い出すきっかけになります。
現在、テレビなど何度も災害の様子を放映されますが繰り返し見ることで、再体験をし辛くなることもありますので、大切な情報収集することは必要ですが、何度も視聴することはお勧めしません。

 出来事を思い出し不安になった時には、次のように自分の言い聞かせてください。
「私は出来事を思い出して、動揺している。でも、今はあの時と違う、災害は起こっていないし、ここは安全だ」。気にかかっていることがあったらリストを作って最初に取り掛かることを決めて、一つずつ着実に片付けていきましょう。
 また、過度のアルコール摂取や過食、あるいは食べないなどは自分の助けになりません。
助けになることは、誰かと話す、気分転換(スポーツ、趣味、読書)、休息、健康的な食事、いつもの日課を維持することです。

お子さんをお持ちの方へ
今回の大震災では、大人も子どもも大変怖い、辛い体験をしています。特に幼い子どもたちは、何が起こったのかよくわからず混乱しています。
子どもたちに起こりやすい反応として
お漏らし、おしゃぶり、指かみ、わがまま、幼児語を使う、乱暴な態度、親にべったりくっつく、欲張りな態度(与えられたものでは満足しない)など。
SOSのサインとして
登校拒否、暗闇を怖がる、寝ることを怖がる、年齢にそぐわない大人びた態度、怖い夢を何度もみるなど
 
お子さんへの接し方として
■ できるだけ一人にしない
■ 子どもの不安を受け止め、暖かい言葉、行動をできるだけとってください。抱きしめる、添い寝など、愛情をできるだけ言葉にしてください。例えば、抱っこして「そばにいるよ、」「どこにもいかないよ」と語りかける。
■ 寝る前の習慣を持つ、例えば絵本を読む、添い寝など毎日続けることで、子どもは見通しがもてるようになります。
■ 今はもう安全であることを、子どもと自分自身に言い聞かせてください。
■ 眠れない、怖い夢を見るときには「怖い夢だったね、いい夢がみられるように、なにか楽しいことを考えよう、眠くなるまで背中をさすってあげるね」などと言ってあげる。
■ 思春期のお子さんは、周りの人からどのように思われているか気にします。
  自分の恐怖心や気の弱さを気にする場合もあるので、このような感情は特別なことではない。
  「誰でも同じように怖いんだよ」と伝えてください。
■ 絵を描いたり、リラックスすることで段々落ち着いてくるのでそのような機会を与えてください。
 
自分でできるリラクゼーション
@ まず姿勢を整えます(椅子に座り、椅子の背もたれに軽くもたれます。膝は軽く曲げ両手は膝の上に軽くのせ、首は軽く下げ、目は軽く閉じます)
A 1,2,3秒で鼻から息を吸いながらお腹を膨らませます。4秒目でいったん止めて、5〜10秒で口から息を吐き出しながら、お腹をへこませます。
B 「吸う」「止める」「吐く」という10秒単位の呼吸を3分間行います。
C 最後に目を開いて全身を伸ばします。(これは必ず行ってください)
【注意】
「吸う」より「吐く」方に重点をおきます。 「吸う」時間の2倍以上の時間をかけてゆっくり息を吐くことが大切です。 緊張、不安、疲れが出て行くようなイメージを想像しながらやってみてください。
お知らせ
学生相談室は学生生活の中で感じるいろいろなことがらについて、気軽に話しができるところです。
開室時間・相談方法
自分のことに限らず、どんなことでもお気軽に訪ねてください。
学生相談室は3号館2Fです

▲上へ戻る